もっと知ろう明治維新

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もっと知ろう明治維新

問題1

幕末期の人々が諸外国の力を知り富国強兵*の必要性を強く認識することになった、19世紀中国で起こった世界的な事件は何?

* 富国強兵とは、明治政府が国力を充実させるために,産業の育成・軍備の強化をはかった政策のこと

  • (あ)セポイの乱
  • (い)アヘン戦争
  • (う)太平天国の乱
正解(い):アヘン戦争
解説:1840年から清とイギリスとの間に起った戦争で、敗れた清は、イギリスとの間に不平等条約を締結させられました。このことが、日本に危機感を抱かせることとなりました。

問題2

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録されました。鹿児島にある「旧集成館」もその一部ですが、はじめにこの集成館事業を推し進めたのは誰?

問題2 リード

正解(う):島津斉彬
解説:島津家第27代当主斉興の長男として江戸の屋敷で生まれた斉彬は、嘉永4(1851)年藩主就任直後から藩政を改革し、西洋の文明を取り入れ、集成館事業をおこし、磯に反射炉(はんしゃろ)や溶鉱炉(ようこうろ)を作るなど富国強兵をすすめました。

問題3

世界文化遺産になった「異人館(旧鹿児島紡績所技師館)」は、なんのために造られた施設?

問題3 リード

正解(い):宿舎(しゅくしゃ)
解説:鹿児島紡績所の建設と操業のためにイギリスから招かれた7名の技師たちの宿舎として慶応3(1867)年に建てられました。技師たちは1年余りで帰国し、その後は、大砲製造支配所などとして使用されました。

問題4

世界文化遺産になった「寺山炭窯跡」は、集成館事業で鉄などをつくるときの燃料を製造した場所ですが、なにを作っていた?

  • (あ)石炭
  • (い)黒炭
  • (う)白炭
正解(う):白炭
解説:寺山の炭窯では集成館事業の動力とされた木炭を焼いていました。木炭に適したシイ・カシなどの常緑樹の多かった寺山に三か所の炭窯を作り、火力の強い上質な木炭である白炭を製造しました。

問題5

世界文化遺産になった「関吉の疎水溝」は、集成館事業で使う動力源のための設備ですが、その動力源とは?

問題5 リード

正解(い):水力
解説:集成館事業の動力源として利用された水路が関吉の疎水溝です。稲荷川の上流から仙巌園まで、約8kmに渡り、この疎水溝によって集成館まで水を引き込み、水力を工場で使われる動力源に変えていたと考えられています。

問題6

世界文化遺産になった「旧集成館」一帯にあった鹿児島紡績所を起源として、全国に紡績工場が建てられていきましたが、2014年に世界文化遺産登録を受けた写真の紡績工場はつぎのどれ?

問題6 リード
  • (あ)富岡製糸場
  • (い)堺紡績所
  • (う)愛知紡績所
正解(あ):富岡製糸場
解説:薩摩藩英国留学生に同行した新納久脩と五代友厚が買い付けた紡績機械を据え付けた日本で最初の近代的な紡績工場が鹿児島紡績所です。富岡製糸場をはじめ全国各地で紡績工場ができあがるのはそれから後のことでした。(画像提供:富岡市・富岡製糸場(外部サイト)

 

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